障害のある子供の親へのお金の話

家族に障害のある子供がいる場合に、国などからもらえる手当や税金の優遇など、お得な制度を紹介


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<障害者マネー情報>

障害のある子供のための資産形成

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以下の記事でまとめたように、子供が20歳になるまでは年間約80万円の手当が受給できます。(特別児童扶養手当1級の場合)

hiro-papa-fp.hateblo.jp

すでに受給されている方々は、このお金どうされていますか・・・?

我が家は、子供が大人になった後の生活費や介護費用にあてるため、全額「ジュニアNISA」で運用しています。

ジュニアNISAでは、子供が20歳になるまでの間、年間80万円を5年間分の合計400万円の元本分まで非課税で運用できるため、受給した手当を5年間毎年ほぼ丸々運用に回すことができます。

ただし、子供が18歳になるまでは払い出しできないのでご注意ください。

今回はジュニアNISAに関して整理してみます。

ジュニアNISAとは?

通常は、株や投資信託の値上がり益や配当金に対して約20%課税されます。

たとえば100万円の値上がり益があった場合、約20万円が税金で引かれ、実質約80万円の利益となります。

ジュニアNISAの制度を利用すると非課税となり、丸々100万円の利益となります。

ジュニアNISA以外にも通常の「NISA」や「つみたてNISA」もありますが、20歳以下の子供が利用できる制度はジュニアNISAのみとなります。

利用できる年齢

0歳〜19歳(1月1日時点)

口座の運用・管理者

親権者

非課税投資枠

年間80万円

非課税期間

5年間

5年経過後も20歳になるまで非課税で運用できます。

また、5年経過時に時価が80万円を超えていた分に関しても非課税で運用できます。

たとえば2020年に投資した80万円が5年後に100万円になっていた場合でも、100万円丸々非課税で20歳まで継続して運用でき、20歳時点で200万円になっていたとしても非課税となります。

投資可能期間

2016年〜2023年

現在の制度の場合は今年(2020年)から開始すると4年間分の320万円までしか投資できませんが、この先制度が改正されて期間が延びる可能性はあります。

この期間中に投資した金額は20歳になるまで非課税で運用できます。

払い出し制限

18歳になるまで払い出し不可能 (災害時等のやむを得ない場合を除く)

金融庁サイト

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/junior/index.html

 

何に投資すれば良い?

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ジュニアNISAの非課税を有効活用するためには、リスクの大きいものに投資するべきです。

たとえば80万円を年利0.1%で運用した場合、利益800円の20%の160円分のみしか非課税とならず、ジュニアNISAのメリットを十分に活かせていません。

逆に年利5%で運用した場合は、利益40,000円の20%の8,000円分が非課税となります。

ジュニアNISAで投資できる5年間分の400万円に対しては、外国株や国内株、もしくは株式メインの投資信託などリスク資産への投資を行い、20歳までの残りの期間でもらえる手当に関してはジュニアNISA以外でリスクの少ない安全資産への投資が良いかなと思います。